
ペットは家族。いつまでも家族。

ペットを飼っているすべての方へ。
いつか必ず訪れるお別れの時。
その瞬間にどう行動し、どう心を整えるか──
今回は、長野県にある「ペットの旅立ち長野店」で移動火葬を経験されたT家様の体験談をご紹介します。
火葬の流れだけでなく、その後の気持ちの変化にも注目してご覧ください。
飼い猫のクロちゃんが亡くなったと、実家から連絡があったのはある夏の日でした。
数日前まで元気に階段を駆け上がっていた姿が嘘のようで、しばらくスマホを見つめて動けませんでした。
ペット火葬の経験が無い両親は戸惑い「夏だからすぐ火葬してあげたいんだけど、どこに頼んだらいいかわからない」と相談してきました。
そのとき思い出したのが、祖父の葬儀をお願いした安楽院がペット火葬を始めたという話。
私は「ペットの旅立ち長野店」に連絡をとりました。
朝8時半という早い時間にも関わらず、電話にはすぐに応答がありました。
男性スタッフは丁寧に話を聞いてくれ、最後にこう言ってくれました。
「無理に今日でなくても、ご家族の皆さんが納得できるお見送りをしませんか?」
焦る気持ちを受け止めてくれるこの一言に安心し、その場でお願いすることを決めました。
火葬の日。
タオルと保冷剤で包んだクロちゃんを段ボールに入れ、父・母・妹・私の4人で指定された場所へ向かいました。
待ち合わせよりも1時間近く早く到着しましたが、既にスタッフの男性が火葬車のメンテナンスをされていました。
「すみません、早く着いてしまったんですが…」と声をかけると、
「大丈夫ですよ。火葬車のメンテナンスをしていたんです」と優しく答えてくれました。
この方がペットの旅立ち長野店の店長さんでした。
準備が整っていたため、予定よりも早く火葬を始めていただけることに。
クロちゃんが入った段ボールをお渡しすると、店長さんは火葬炉の前でそっとクロちゃんを出し、不自然に固まってしまった手足をやさしくマッサージして、自然な姿に整えてくださいました。
「人と同じように、大切に扱ってくれている」
そう感じた瞬間、胸がいっぱいになり、涙があふれました。
クロちゃんがいつも使っていた毛布をかけて、最後のお見送りをしました。
火葬炉から立ち上がる白い煙を見ながら、「クロちゃんはこの煙に乗って空に行くんだな」と思いました。
約40分後、火葬が終わりました。
スタッフの方が丁寧に並べてくれた遺骨を見て、ようやく「本当にいなくなったんだ」と実感が湧いてきました。
遺骨を入れられる小さなカプセルをいただき、尻尾の先の骨を入れてもらって終了。
我が家は粉骨を希望していたため、後日粉状になったお骨が自宅に届きました。
火葬する前は、「実家の庭に土葬でもいいかな」とも考えましたが、
野生動物に荒らされる危険もあり、なにより丁寧にお別れの時間をとれたことで、
家族みんながクロちゃんの死と向き合い、受け入れることができました。
今では、あの日あの時間があったからこそ、両親も少しずつ前を向いて暮らせているように思います。
ペットの旅立ち長野店の皆さまには、本当に感謝しています。
大切なペットとの最期の時間は、「悲しみ」だけでなく「ありがとう」を伝えるための時間でもあります。
火葬という選択肢が、家族の心をやさしく支えてくれる。そのことを、今回の体験を通じて実感しました。
「いざ」という時に慌てないために、そして後悔のないお別れをするために。
今、少しだけ知っておくことが、きっと心の助けになるのでは無いかと思います。
ペットの旅立ち長野店
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